【特別インタビュー】「ブルーカラービリオネア」は日本でも実現する? 菜花空調・小野寺氏に聞く、建設業で年収1000万を稼ぐための「戦略」
コラム
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CJマガジン編集部

2025年12月27日

2026年01月10日

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【特別インタビュー】「ブルーカラービリオネア」は日本でも実現する? 菜花空調・小野寺氏に聞く、建設業で年収1000万を稼ぐための「戦略」
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AI(人工知能)の進化により、デスクワーク中心の「ホワイトカラー」の仕事が代替されつつある昨今。アメリカでは弁護士や会計士が、AIに代替されにくい配管工や電気工事士などの「ブルーカラー」へ転身し、年収を倍増させる「ブルーカラービリオネア」という現象が注目されています。

果たしてこの波は日本にも来るのか?そして、建設業界は本当に稼げるのか? YouTubeでも活躍し、エアコン屋さんのための塾「菜花塾(なばなじゅく)」で講師も務める菜花空調の小野寺氏に、キャリコンジョブ編集部がお話を伺いました。

AI時代、最後に残るのは「代替の効かない」現場の仕事

編集部

今、アメリカではAIに代替されにくい建設業などの仕事に就き、高収入を得る「ブルーカラービリオネア」という言葉が流行しています。小野寺さんは、日本の建設業界でも今後このような流れが来ると感じますか?

小野寺氏

まだ日本では実感する機会は少ないですが、間違いなくその流れは来ると思います。AIの進捗が少し遅れている部分もありますが、近いうちに日本も世界に追いつこうとするでしょう。私もこの業界に入ってから10年以上経って毎日毎日けっこうな台数を交換したりするんですけど、それでも驚くことにエアコンを取り付けたり交換したりという仕事は毎年全く減りません。建設業は人間が生きていく上で確実に必要な仕事であるにも関わらず、現場作業はAIには簡単には代行できません。だからこそ、今現実的に弁護士や医者が転職してくる…とまではいかなくとも、「替えが効かない仕事」としての建設業の価値は高まっていくはずです。

編集部

確かに、現場のフィジカルな作業はAIには難しいですよね。

小野寺氏

そうなんです。建設業の需要はあるのに、供給(職人)が追いついていないのが現状です。業界全体の高齢化によって引退する人も増えてきたりするので。だからこそ、今この業界に足を踏み入れるのは「すごくいい空間」に入ることだと言えます。稼げる場所があるのに、みんなが行かないのはもったいないと毎年感じています。

現場仕事はAIに代替されない?ChatGPT以降の変化

編集部

建設業界の仕事でAIで置き換えられる部分はあるのでしょうか。

小野寺氏

これはchatGPTが出てきてから私もかなり考え続けているんですけど、今のところまだ全然大丈夫じゃね(笑)って思ってしまうくらい難しいと思いますね。もちろん新築建てるときの図面をバーっと書いてくれるものとかも出てきています。ただ、実際に現場にロボットが来てエアコンを取り付けてくれたり、エアコンの異常がどこにあるかをその場で見つけてくれるようなものが出てこないと難しいと思いますね。

建設業界は「稼げない・きつい」という誤解と真実

編集部

なぜこの建設業界に入ってくる人が増えていかないと思われますか。

小野寺氏

高校、大学と行って、そのうえでエアコンつけようって気持ちにならないってのが正直なところかと思っています。自分自身もそうでした。それが何故なのかっていうのをずっと考えてきたんですけど、明確な答えはまだ出ていないんですよね。

ただ、きつくて汚くて危険で、かつ稼げないイメージというのがあるのかなと思いますね。

編集部

あと、生涯続けていける仕事なのか、やはり体を動かす仕事なので、年齢を重ねていくにつれて続けていけるのかという不安もあるのではないかと思いますがいかがでしょうか。

小野寺氏

うーんそうですね、建設業で一番脂が乗ってる時期って、30、40、50のベテランになってきて、仕事に慣れて考えなくても体が動くってなった時に一番うまみが出てくる業種なので、逆に若い時っていうよりそれぐらいの年齢が一番稼げるんですよね。他の業界の同年代の人たちは課長とか部長という立場になってくる人たちもいると思うんですが、それくらいの人と比べても遜色ないかそれ以上の収入も得られるんですよね。体の問題も50代、60代、それから定年65歳っていうくらいまでは自信をもってやっていけると思いますね。

まあ、もちろん怪我が怖いというのはあると思いますけど、今業界や国がその辺の制度や手当が手厚くなってきているので、もし怪我してしまっても手厚くフォローしてもらえる会社が増えてきているので安心して大丈夫だと思いますね。

「年収1000万」は夢物語ではない

編集部

読者が一番気になる部分かと思いますが、ズバリ建設業界で「年収1000万」は現実的に可能なのでしょうか?

小野寺氏

かなり現実的な数字だと思います。もちろん、何となくやっていて届くわけではありませんが、しっかりとした計画を立てて目標にしていけば、どんな人でも到達できるのが建設業の良いところです。

編集部

実際に小野寺さんの周りでもいらっしゃいますか?

小野寺氏

いますね。私の年収は夢を膨らませるためにもシークレットにしておきますが(笑)かなり現実的にいける数字だと思います。やり方次第でやった分だけ稼げる業界です。周りにも実際にちゃんとやっているかたで年収1000万超えている方はたくさんいますからね。

稼ぐ職人に必要なのは「腕」+「集客力・サービス精神」

編集部

腕があるだけでは稼げないという話も聞きます。収入を上げていくためには、技術以外に何が必要なのでしょうか?

小野寺氏 

基本的には「サービス業」だという認識を持つことですね。 ただ単に言われた通りに体を動かすだけでは、1000万には届きません。お客様への対応、身だしなみ、そして仕事を取ってくる「営業力」「集客力」や「嗅覚」が必要です。

編集部

営業力はどう身につければいいのでしょうか?

小野寺氏

闇雲に飛び込み営業をしても、今は怪しまれるだけです。ノウハウを学ぶことと、今の時代はWebやSNSの活用が必須ですね。 実際に私のYouTubeチャンネルの登録者は1万人強ですが、それでも「YouTube見ました」と言って工事を依頼してくださるお客様が非常に多いんです。ネットをうまく使うことは、これからの職人にとって重要な武器になります。

そういうノウハウっていうのをどこかで学ばないといけないと思うんですけど、そういうところを私たちは塾という形でお伝えさせてもらっています。

自分たちの実体験から得た「失敗しないためのノウハウ」

編集部

小野寺さんが講師を務める「菜花塾」では、そういったノウハウも学べるのでしょうか?

小野寺氏

はい。実は私はもともと学習塾の講師をしていて、建設業に入るつもりは全くなかったんです。車の免許代を稼ぐために日払いのバイト感覚で入ったのがきっかけでした。 だからこそ、技術だけでなく、どう営業すればいいか、どうすれば失敗しないかという「実体験に基づいたノウハウ」を教えることに重点を置いています。

編集部

具体的にはどのようなことを?

小野寺氏

資格取得のための勉強ならどこでも教えられますが、菜花塾では「手作業以外の部分」、つまり営業活動の成功談や失敗談を泥臭く伝えています。腕はものすごく良いのに、営業が苦手で仕事がないという職人さんも実際にいらっしゃいます。そういった方が努力を正当に評価され、稼げるようになるための「披露する場」の作り方を教えています。

これから建設業界を目指す人へ

編集部

最後に、建設業界への転職を考えている方へメッセージをお願いします。

小野寺氏

建設業は、単に「汚い・きつい」だけの仕事ではありません。頭を使って効率よくやれば、本当に稼げる業界です。低学歴だからとか、体力だけとか、そういう世界ではないんです。 最初の一歩を踏み出すのが一番大変だと思いますが、まずは日曜日だけの手伝いからでもいいので、一度この世界を覗いてみてほしいです。絶対に損はさせない、無限の可能性がある業界だと私は思っています。

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【編集後記】 

「大学まで出たのになぜエアコンをつけるのか」と最初は思っていたという小野寺氏。しかし、その言葉の端々からは、建設業という仕事への誇りと、無限の可能性への確信が感じられました。AI時代を生き抜く「ブルーカラービリオネア」への道。その第一歩を踏み出すチャンスは、今まさに目の前に広がっているのかもしれません。

協力:株式会社 菜花空調

株式会社菜花空調コーポレートサイト https://www.nabana-kuuchou.com/

菜花塾サービスサイト https://nabana-cramschool.com/




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