建設用語集

ねぎり

ねぎり

ねぎりとは、建築物や土木構造物の基礎を設置するため、あるいは地下室、ピット(設備用の凹み)などの地下空間を造るために、地盤(地面)を所定の深さや形状に掘削する作業のことです。数ある掘削工事の中でも、特に構造物の根元となる基礎を設けるための地盤の掘り下げ作業を指して「根切り」と呼ぶのが一般的です。その主な目的は、設計図に示された形状と寸法の基礎(例えば、個々の柱の下に設ける独立したフーチング基礎、壁の下に連続して設ける布基礎、建物全体の底面を覆うべた基礎など)を正確に設置するための適切なスペースを確保することです。また、場合によっては、建物の荷重を長期にわたって安全に支えることができる、より深くにある良好な地盤(支持層)まで掘り進めることも目的となります。

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