竪桟は、建築分野で用いられる部材の名称で、窓やドア、障子(しょうじ)、襖(ふすま)といった建具(たてぐ)の枠を構成する、垂直方向の細長い部材を指します。一般的に、建具の左右両端にある縦方向のフレーム部分が竪桟にあたります。これに対して、水平方向の枠材は「横桟(よこざん)」と呼ばれ区別されます。竪桟は、建具全体の形状を保持し、はめ込まれるガラスやパネルなどの面材をしっかりと支えるとともに、建具の開閉機能や、外部との境界における気密性・水密性を確保する上で重要な役割を果たします。材質は、木材、アルミニウム、鋼材、合成樹脂など、建具の種類、デザイン、性能要求に応じて様々なものが用いられます。
建設用語集
竪桟
たてざん