建設用語集

出面

でづら

出面とは、建設工事の現場などにおいて、特定の日に作業に従事した労働者の延べ人数を示す言葉です。また、その日々の労働者数を記録し管理するための帳面や日報、あるいは勤怠管理システムのことを指して用いられる場合もあります。「人工(にんく)」という言葉とほぼ同義で扱われることも少なくありません。建設プロジェクトの管理において、日々の作業の進捗状況を正確に把握し、今後の工程を計画・調整するためには、どの職種の作業員が何人現場に入ってどのような作業を行ったか、すなわち「出面」を日々記録・管理することが非常に重要となります。この出面の情報は、単に作業員の出勤状況を確認するだけでなく、支払うべき労務費(人件費)の計算や予算管理、工事全体のコスト管理においても基礎的なデータとなります。さらに、その日の現場入場者数を把握することは、安全管理上の観点からも不可欠であり、建設現場における基本的な管理項目の一つとして位置づけられています。

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