客土とは、ある土地の土壌の性質を改善したり、特定の目的に適した土壌環境を作り出したりするために、他の場所から性質の異なる土を運び入れること、またはその運び入れた土自体を指します。この手法は様々な分野で用いられ、建設分野では、宅地造成地や埋立地など、そのままでは植物の生育に適さない土地に、植栽のための良質な土壌を運び入れる際や、庭園・公園づくりにおいて、景観デザイン上の理由や、特定の植物の生育に適した土壌基盤を構築するためにも客土が利用されます。単に土地の高さを増すために土を盛る「盛土(もりど)」とは異なり、客土は主に土壌の質的な改善を目的としますが、結果的に地盤高を上げることにも繋がるため、客土材が盛土材として使われるケースも多く見られます。
建設用語集
客土
きゃくど